時間はかかる

たくさんの人が独学を大変だと思っています。

独学について、みなさんが持っている最も多い質問が、「わからないときはどうしたらいいか」です。

独学で大変なのは、わからないことではありません。
独学で基本姿勢は、スグに理解しようとしない、です。

わからなくてもいいのです。
理解できなくて結構です。

ぶっちゃけいうと、わかっていても点数にならないのが、試験というものです。

わかっているだけの状態は、基本的に中途半端な状態です。

点数いう点では、点数が取れるレベルまでに高まっていないならば、全く理解していないのと同じ状態です。

そこそこ、わかっていてどうするの?というわけです。
だから、すべてがすべて、わからなくても良い、という立場です。

下手な考え休むに似たり、とは、げだし名言です。

独学では最終的に、本試験でできればいいのであります。今、できなければならないわけではありません。

知識とは細胞のようなものだとイメージしてみましょう。

細胞は細胞分裂をして増えていきます。
細胞がたくさん集まって組織や器官ができていきます。

1個や2個の細胞で組織は成り立っていません。
何億個の細胞が集まってこその器官なんです。

ということは、細胞1個では役に立つものでなく、だんだん、細胞の全体数が増加して、ひとつの組織や器官として集まることで、単独の細胞、一個一個が役に立っていく、と考えています。

集まる過程で、一個一個の細胞が増えていき、新しい細胞と古い細胞が入れ替わたったりします。また、細胞が入れ換わるときに、配列も少しずつ変わっていくとというイメージです。

知識は細胞のように、入れ替わったり、並び方が変わる事により、より確固としたものになっていきます。

ベンキョで得る知識や理解というのも、細胞のように数が集まらないとウマク機能しないものです。

テキストを完全に憶えても、問題演習がなければ点数的には低くなってしまうものです。

基本的に、「点数になるわかる」とは、説明を受けて、「ああ、なるほどな」と思うことではありません。

「ああ、なるほどな」と思っても、いざ、実際に試験を受けたらできなかった。

「よし、おぼえたぞ」と思っても、いざ、実際に試験を受けたらできなかった。

こんな経験から、わたしは試験ベンキョにおいてはスグにわかろうとしません。

実際、問題集の説明を聞いただけでできるようなことは、ほとんどありません。

実際、テキストの文章を読んだだけでできるようなことは、ほとんどありません。


だんだん、フムフム・ナルホドと、「わかってくるモノ」が、わかる本当の意味だと思います。

だから、「点数になるわかる」とは、「だんだんと」変化が起きてくるものと考えてみましょう。

そうすれば、「そのとき」「その瞬間」「テキストを読んだとき」でさえ、内容がほとんどがわからなくても、次第にわかってくるものだと大らかに捉えることができます。

大らかに捉えることで、ベンキョの負担やプレッシャーを軽くできます。わかろうとすると、プレッシャーが大きくなるもんです。

先ほどの細胞の例のように、知識とは、得てして単独では役に立たず、他の知識と集まることで、急に力を生み出していくものなんです。

じょじょに力を付けていく。目に見えないので不安かもしれません。

細胞の1個2個が分裂して集まっていても、見えないので仕方ないのです。

しかし、あるときに必ずできるようになります。増えた細胞たちが、たくさん集まってようやく肉眼で見えるようになるのと同じです。試験とはそういうモンです。

わかっていくようにしていけばいいのです。

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