小さな約束制度
ベンキョを、続けることができないという人がいます。 しかしながら、この言い訳は、本当のようで本当ではないのです。 ベンキョを続ける意志は、どんな人でも弱いものです。 まず第一に、ベンキョという行為は、途中でたやすく放棄されるものと考えておけば、ラクチンです。 できて当然、やって当然では、ありません。 ぶっちゃけいうと、慣れてくるまでは、少しでも進められたら御の字なのです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 疲れたら、だれだってやりたくないです。 こんな風な状態になると、誰でもベンキョへの気持ちは揺らいじゃいます。 一杯やりたくなるのが人情です。 お勉強が続かない人には、「自分だけができない」と考えるきらいがあります。 別にあなただけが、特別に意志が弱いのではないのです。 たとえば、ある人は仕事でいやなことがあってもベンキョできるのに対し、ある人は、ベンキョに手が付かなくなります。 たとえば、納品ミスがあっても平気で自分のベンキョができる人もいますし、ビールを飲みながらベンキョを続けられる意志を持った人がいます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この世には、意志が強いという人がいます。 意志が強いという言葉は、よく耳にする割には、イマイチ、意味がハッキリしない言葉です。 意志の強さとは、極めて限定的な性質のものであると考えます。 ひとつの意志の強さが、その他の全てに、同じ強度を発揮するものはないということです。 だいたい、意志の強さなんてものは、あるものには強くて、そして他の何かには通用しないものです。 ある意志だけをひとつとって、あーだこーだいうのは、あまり利がないです。 はっきりしておくとオトクなこと、それは、「意志というものは、強度が弱くても、別段かまわない」ということです。 ある意志が弱ければ、ある意志が強いものです。セルシオやベンツは、軽トラよりも荷物が運べないのと同じです。 このあたりの塩梅を知っておくと、お勉強への意志が弱くても、やっていこう!!というチカラが湧いてきます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ちょっとしたやる気をだすための方法に「約束制度」があります。 ぜんぜん、やる気の出ないときに、ちょっとだけやろうかな、という方向に自身を傾けさせる方法です。 「約束制度」とは、自分とお約束をする、ごく単純なものです。 この約束制度の決まりは、約束する内容は、小さいものするということです。そして、スグにできることを自分と約束します。 小さい、スグできる、というのがこの約束制度の前提の決まりです。 (非常に簡単な)〇〇をする。 こんな風な約束を日々、続けていきます。 「約束制度」の特徴はスッキリ感があること、抵抗が少ないことです。 大きな約束をするからいやになってくるのです。 だから、小さな約束をします。 ですから、小さい約束には、テキストを開こう、位から始めましょう。 神は細部に宿る、といいます。 大きい目標を設定することは、目標を明らかにしているのでとても良いのですが、それは、作業目録ではありません。 ベンキョの場所を工場だと考えてみてください。 ベンキョの意志が弱い場合とは、大きな目標を目指してしまっていることが多いのです。 まずは小さい目標を目の前において、進めます。 ベンキョは意志力の産物ではなく、コントロールの結果です。 ベンキョがしんどくなってきたら、やることを小さくしていきましょう。 |
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