気化性物質「やる気」
試験勉強の最大のコツは、続けることです。
続ける事さえできるようになれば、合格ラインにたどり着けます。
しかし、「続けるということ」は難しいものです。
言うは易し、行うは難しを地で行く教訓です。
ベンキョを続けるのはやる気が必要です。
しかしながら、このやる気とは、すぐになくなってしまいます。
やる気とは「気化」する物質で、部屋の中にほったらかしにしていると、すぐに蒸発して影も形もなくなります。
ですから、この「やる気なる物質」をどう扱うかが、試験を続けること、引いては合格ラインに到達する作戦の重要ポイントになってきます。
試験ベンキョは、テキストや問題集だけを前にするものではありません。
目に見える「テキストや問題集」の問題ではなくて、目には見えない「やる気」という気化性物質をどう扱うかもベンキョの重要な一部なのです。
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気化性物質「やる気」は蒸発しますが、蓄積はできます。
しかし、ほっておいたら、なくなっています。
「さて、今日もベンキョをするかな」と思って、いざやろうとしたら出来ないときもあります。それはやる気が切れたのです。
「カップラーメンを食べようとして、お湯が切れているが如し」です。
ガシューガシュー orz
こうならないように、自分のやる気がどうなっているかをキチンと確認しておく必要があります。
「やる気のキチンとした確認」はポットのお湯を扱うのと似ています。やる気とポットのお湯の関連を。。。
1、いつでもお湯がつかえる。
2、キレイで安全なお湯である。
。。。この2点から、やる気という物質を観てみましょう。
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簡単ですね。
・お湯を使う前に、水量をチェック。
・お湯を使ったらこまめに補給
・寝る前に、水を入れておく。
・1週間に一度は、ポット内の水垢・カルキかすを掃除。
以上の4つを守れば、いつでもキレイで安全なお湯がつかえるという目的を達成できます。
上記の4つのことを守れば、やる気も維持できます。
合格するためのベンキョは、キレイで新鮮なやる気を維持していくことです。そして、いつでも使える様にして置くことです。
カップラーメンに必要なお湯は、スグにつかえるお湯です。
お湯を使うのに30分もかかるようでは、カップラーメンの「3分間待つのだぞ」という長所をぶち壊しています。
カップラーメンに求められるお湯ではないのです。押せばスグに出る、そんなお湯がカップラーメンに適したお湯なのです。
もちろん、痛んだお湯では食用に適しませんw
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よし、やろう!と思ったらスグに机の前にいけますか?
心配こと・気になることの確認は、5分で済みます。スグに確認する。
「アレとアレが気になるけど、明日の問題だ」自分で問題の質と解決を決定します。
→スグにやる気が出る状態のチェックです。お湯の有無のチェックです。
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やる気は熱を持っていますか?
テレビやお酒の方に熱が逃げていませんか?
→やる気の温度チェックです。
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ベンキョは新鮮ですか?
「まーた、やらなあかんのか」と思うくらいなら、今、自分のやっていることの必要性をもう一度、洗い直してください。必要だからやるんです。必要でなければやらなくていいのです。
同じクソのように手間がかかり、時間も食う問題であっても、、、
「合格を確実にする1点をモノにするのだ。この1点が合格に滑り込むための1点なのだ」と思っている人と、、、
「あーめんどくさ、めんどくさ。めんどくさい、ごめんくさい、あらくさい」
、、、と考える人では、間違いなく前者の人が勝ちます。
同じ時間、同じ問題を解いても、結果は変わります。新鮮さが大切なのは、野菜や魚だけの問題ではなく、考え方や気持ちも同じです。
→こまめに新鮮な気持ちを補給しているかどうかのチェック。
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1日のベンキョの後で、次の日の仕事の予定やベンキョの内容、復習点をチェックしてますか?
→就寝前のお湯の量のチェック・補給です。こうしておけば、起きたらスグにお茶が飲めますね。
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1週間に1回は、自分の計画の進捗度の調査や、計画の矛盾点を修復していますか?
→ポット内がキレイに保たれているか、掃除しているかのチェックです。計画に無理やブレはないですか?ということです。
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やる気は「熱」だけでもいけないのです。熱すぎるお茶は失礼です。
やる気は「量」だけでもいけないのです。適量が必要なのです。
やる気は「質」だけでもいけないのです。計画倒れではいけません。
ベンキョに必要な「やる気」は続けるためのやる気です。
1日こっきり、1回こっきりで終わってしまう「やる気」ではないんです。
ポットにお湯を貯めておくが如く、適量・適温のやる気を「こころのヤカン」で熱しておこう、ということです。
−おまけ−
ときには、やる気があっても乗らない日があります。
乗らない日はちゃっちゃとやってちゃちゃっと止める。
ポットが、暖め中の状態なんです。
そう考えたら、自分を納得させることができますヨン。
しかし、冷やしすぎないことw
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