急にやっても一時的

やる気は毎日、蒸発していきます。
人間は空白に慣れていません。

やる気が蒸発したあとには、何かで埋め合わせようとします。

そう、昔の生活の一部がむくむく復活してくるのです。

テレビ、ゲーム、オークション、酒、お菓子等々、ベンキョのために止めようした代表的なモノ(悪癖)が復活してきます。

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「急にやっても一時的」

ユング心理学の河合速雄さんの言です。

人間の心理を扱う専門家の言です。

どんなにその時に、本人が納得しても、一時的である。
薄皮を重ねるがごとく、時間を掛けていくしかない。

人間のココロを操るには、急いではいけないという臨床経験から引き出された名言だと思います。

わたしも同様に考えます。

ベンキョとは、それなりの時間を経過してようやく、やれるようになると考えています。

わたしも、資格を受験しよう!と決めても、スグにベンキョができません。
じょじょにやっていく、だらり派です。

というのも、一気呵成にやっても「忘れる」から、ゆっくりやって行くのが身に染みているのです。

結局、キレイさっぱり忘れているのですよw

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それなりにわかってきたこと

わかってきたことは、「自分がしたいなぁ」と思うことを、いきなり、そして、無理やりにストップさせても詮無きこと。

内容のあるベンキョにはならないということです。

そらそうでしょう。
こう、分析しています。

自分のやりたいことを、禁止してベンキョをしても、ベンキョ時間中の伸び、勢い、テンションが絶対的に下がっている、と。


〇〇をやりたい!!と思っています。

まず、それらの欲を抑える。
そして、自分を振るい立たせる。

単純に考えると、ある行為をするのに、倍の行動量を使っています。

おもちゃ買って!!と足をどたばたさせて泣き叫ぶ子供を考えてください。

おもちゃを買えば、「1」行動で終わります。
しかし、おもちゃを買わないときはどうでしょうか?

まず、子供をなだめます。
そして、ねっころがった子どもを起さないといけません。
「2」行動、必要になります。

「酒飲みてー!」などは抑えるのが難しいので、より多くのエネルギーを物理的に消費しているわけです。

エネルギーを消費したあとでベンキョをしても、疲れた抜け殻の状態でやっているのと同じです。

そんなに効果があるとはいえないでしょう。

先ほどの言を思い出してください。

「急にやっても一時的」

急にやったベンキョは相対的に、使われたエネルギーが少ないので効果もおんなじだと考えます。

人間というのは、効果がないことは、絶対的にやらなくなります。
ごく近いうちに、行為そのものを、拒否していきます。

大切なこと。
どんな悪癖でも、それなりの理由があるということです。

貧乏ゆすりが、いい喩えになります。
貧乏ゆすりはマナーに反するといわれます。

しかし、こういう考え方があります。

アタマがフルに思考しているときは、酸素をたくさん消費しています。
通常の血液量では、足りません。
だから、貧乏ゆすりをして、脚部の血液を脳に廻しているのです。
貧乏ゆすりは、ベンキョのサポートをしています。

こんな風にいわれると、「あらら、貧乏ゆすりにも効果があったのねぇ」と思えます。

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やる気を出すポイントは、ベンキョにとって邪魔になる行為を、禁止しないことです。

禁止より、ちょぴりやってみることです。

最初は、60分あれば、「1分ベンキョ、59分テレビ」でもいいです。
次の日は、「5分ベンキョ、55分スパイダソリティア」
次に日は、サボりですね、経験上。

ほいで、間隔を半々のベンキョ30分、フリーセル30分にしていきます。

そこまで行くと、悪癖もだいぶセーブができるようになるので、楽になります。「止める」「制限する」ことが『楽チン』になるのです。

序所に楽にしていっているのです。

「ベンキョ50分、ソリィテア10分」になれば、もう、何時間だろうとベンキョができるようになっていきます。1時間単位の繰り返しですからw

どんな悪癖であろうと、あなたにとって必要なものなのです。

一方を上手にセーブして、もう一方であるベンキョに移し変える技術が必要なのです。

それには、先ほどの言を思い出して下さい。

先ほどの言とは、「急にやっても一時的」です。でも、、、

「ゆっくりやったら長期的」になるかもしれませんよねw

上手にベンキョ、上手に息抜きですよ、ポイントは。
そう、対応関係です。息抜きがないとベンキョはできないです。

息抜きとは、減らしていった悪癖なんですよw

監獄のなかで、長生きするコツは「何かをやる」ことです。
禁止される分、何かを新しくやるのです。
禁止・制限だらけの生活は、寿命が縮みます。

悪癖の復活は、実はベンキョ生活が監獄にならないためのカラダの正当な反応です。

いい反応を無理やり抑えるから、アレでアレになってしまいます。

本当の意味で、ベンキョで必死になれるのは、試験直前だけです。

人間というのは、うまーく、必要なことをやっているんですよ、ホント。

こんなに良いマシンを、皆さんお持ちなんですから、ウマク動かした方がトクです。良い車は良いドライバーから。

素直なのがトク、という常識的に戻ってしまいましたねw

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適当な人の適当な人への適当な読み物、其れが資格コラム。
コーヒーブレイクにどんぞ。

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