星に願いを

流れ星を見つけたときに、スグにお願い事ができますか?

今回のコラムに「星に願いを」という気恥ずかしいタイトルにしたのは、願い事の大切さを思い出すために付けました。

430万個もの星を、映し出すプラネタリウムがあります。
430万個もの人工的な星が、あるとしましょう。

さて、この430万個の星々の全部に願い事ができるでしょうか?

そんなにたくさんできないですよね。

でも、願い事はいくらでもして良いのです。

願い事をするのは、自由なんですよ。

ここに、1題が5つの選択肢で構成され、計100題が出題される資格試験があるとします。

10年分の過去問演習をしたとしましょう。

「100」掛ける「5」で、「500」。

1年当たり、500個の選択肢があります。
500個「できるかできないか」が試されます。

全部正解したいと思います。

そうすると、10年分の過去問演習をしますから、500×10の5,000個ものお願い事ができます。

「できるようになりたい」と、5,000個分のお願いができるわけです。

5,000個分、星にお願いをしても良いのです。

さて、先ほどいったように、人工的でも430万個の星がありますので、願い事の5,000個を差し引いても、残りは4,295,000個になります。

ぜんぜん減っていないでしょwww

あなたの資格試験の総問題演習量のすべて、「できたらいいな」とお願いしてみてください。

それでも、合計1万個もいかないでしょう。

流れ星を見つけても、スグにお願い事ができない人は、本当に自分にとっての大切な願い事がない人なんです。

試験に受かりたい人はいますが、試験に受かることをお願いしている人は少ないのです。

スグにお願いが出る人は、基本的に自分が何をしていて、何を望んでいるかわかっている人です。

流れ星を見つけたときに、「〇〇のあの公式」「過去問のあの年度」と、かなり具体的なお願い事が、アタマに浮かんだ人は、試験に合格できます。

何をしたらいいか、わかっているからです。

「合格したい」という希望や願いが、得てして自分のものになっていない人がいます。

「合格したい」という願いでは、一般的過ぎます。

「合格したい」という願いは、受験生みんなの願いであって、決してあなたのではありません。

流れ星を見つけたときに、具体的な願い事ができる人は、「自分の願い」を持っているのです。

一般的なお願いが、具体的な願いになるときに、ようやく「自分の願い」になるのです。

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願い事は、単なる夢想や想像、空想ではありません。

願い事は、細分化して行く過程なんです。

単に漠然と、「〇〇がしたい!!」と思うだけで終わるのが、夢想や想像、空想です。

夢想や想像、空想が、何にもならないと忌避されるのは具体的でないからです。

過去問を、考えてましょう。

過去問ができるようになりたい→1個のお願い
過去問10年分、できるようになりたい→10個のお願い

「平成〇〇年の過去問のうち第〇〇問目ができるようになりたい」というお願いまでに細分化できれば、数え方でいくらでも増やせれます。

願い事を増やしていく過程は、細かくしています。

願い事を簡単に増やすためには、細分化して具体的にした方が速くて、加えてわかりやすい願い事になるのです。


テキストでも同じ要領です。
読みたい、だけでは1個のお願い事です。

〇章の〇〇節の「なんたらかんたら」を読みたい、とすれば章の数だけ節の数だけ「願い事」が増えるってモンです。

もっと簡単かつ極端にいえば、「1ページ読めるようになりたい」と願えば、500ページのテキストなら500個ものお願い事が生まれるのです。

それでも、万単位のお願い事には届きませんけどね。

合格したいという希望・夢、目的は、細分化されて具体化された願い事の集合体なんです。

自分の願い事なんて、プラネタリウムの星の数よりも少ないってことです。

ベンキョができないといった行動力が出ない人は、願い事をたくさん作りましょう。

プラネタリウムの星だけでも、430万個もお願いができるのです。

お願いを生み出す過程で、アタマや心の中で、モヤモヤした漠然なものが次第に具体的にハッキリしだします。

430万個、星に願いをするくらい、お願い事を考え、生み出してください。

どんどん、具体的な行動に落とし込まれていくはずです。

具体的にハッキリしたものが行動力の源泉です。

極端にいえば、具体的でハッキリしたものでないと、行動しないってコトなんですね。

行動力が足りないのでなく、願い事が少ないのです。

細分化された願い事で、行動力を生み出しましょう。

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適当な人の適当な人への適当な読み物、其れが資格コラム。
コーヒーブレイクにどんぞ。

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