「マメにすること・やれること」−暗記を助ける方法

資格試験に記憶及び暗記という行為は欠かせません。

暗記するだけで、記憶するだけで1点稼げるのです。

資格試験の1点は、御存知のように1万円札以上の価値があります。

合格点の上下には、それこそ数百人、試験によっては数千人が泣いているのです。

この人たちが、資格の勉強しないで何かアルバイトやボランティアをしていたらどれだけの価値が社会に還元されたでしょうか?

そう思うと、1点を頭に叩き込む行為をめんどくさがってはいけません。勉強してきた時間を無駄にしないためにも、与えられた時間を大切にするためにも、覚え切る覚悟が必要です。

とはいえ、暗記には多少の要領があります。

今回のコラムでは、暗記や記憶について注意していることを確認したいと思います。

まず、タイトルの豆は豆のマメです。

豆というのはものすごく料理にしにくい食べ物です。

現在、私たちが食べている豆のほとんどは加工された食品でしょう。代表の食べ物が、お豆腐です。

わたしが暗記という行為をするときは、まずこの豆からお豆腐になるまでの過程を考えます。

硬い豆を、どうしたら食べやすいお豆腐にするのか、その段取りを考えるのです。

お豆腐と同じで、どうすれば覚えやすいかを考えるのです。

暗記・記憶の方法は段取りです。

アタマの良し悪しでは決してありませんし、加齢による脳ミソの忘却曲線の急カーブ期にあっても、覚えられないという事はありません。

暗記できて、暗記したものを試験に発揮できるかは、ほぼ、段取りです。

さて、お豆腐です。

お豆腐を作るには、まず豆を水で煮ます。次に、煮た豆の絞り汁を綿布で濾して、にがりを入れて固めます。

よく耳にする作り方です。

しかし、煮るにはお鍋が要ります。それ以前に豆を用意しないといけません。

絞るのは先ほどの綿布と、絞った後にでるおからの処理が待っています。

にがりはどうするか、水はどうするか、いろいろな処置が後ろに控えていますね。

このように豆腐作りには、材料や器具を揃えないと、スムーズにお豆腐をこしらえることができません。

当然といえば当然です。

それなのに、暗記・記憶するときにはなぜか、段取りを忘れてしまう人がとても多いのです。

多くの人が、学生のときの勉強スタイルを続けています。

暗記は、繰り返しが基本なので、何度も繰り返すその暗記行為を、自分の生活スタイルに合った「段取り」をしないと、覚えていけません。

覚えれないというのは、得てして暗記のやり方が生活に合っていないのです。

ここでは、以前に上手な生活密着・暗記として、あるOLさんにメールでアドバイスした話を紹介します。

細切れ時間を使っているがいまいちオボエラレナイ、というお悩みでした。

その返答のときに「マメ理論」を紹介しました。

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「マメ」にやる」というのは、すぐに取り出せて(10秒とかからないこと!!)、すぐに見れて記憶の再確認ができることです。

暗記カードをカバンの中から出して、テキストを開いて、覚える箇所を探して。。。

人間はメンドクサイ行為を嫌がります。豆は硬いマメのままでしょう。

( ゚,_ゝ゚)ズバリ言うわよ!!!

「あなたは、メンドクサかったり、手間や時間のかかる行為は絶対にしなくなるわね。」

暗記が面倒なのではなく、暗記にいたる行為までがしんどいのです。意外ですが、暗記行為は習慣化しやすいのです。

本当の障壁は、暗記行為自体・暗記能力以前に、段取り不足なんです。

駅のホームの電車待ちの時間で覚えようとするときに、分厚いテキストを取り出すのは本当に労力の無駄です。

まず、営業などの移動が多い人だとそれだけで疲れます。

疲れると勉強しません。集中もできません。集中できないと暗記できません。

こういう人はテキストをもう一冊買うか、古本屋で昔のテキストを買ってきて、覚えたい表や語句の乗ったページを破いて携帯します。
(コピーもいいのですが、意外に手間と時間がとられます。)

疲れないこと・スピードがあること・繰り返しできること、
これがコマギレ暗記のポイントです。

カード作りは、面倒だと感じた人は買ったほうが早いです。

時間のある人は作ればいいのです。時間がない人はもう一冊買った方が早いです。

これこれを覚えようとするときに、いきなり机に向かうのではなく、
この暗記物をいかに自分の細切れ時間に、うまく切り落とせるか、が問題です。

百人が百人、同じ生活ではないのです。

もちろん、その人となりも違うのです。

学校教育の呪縛を解いてみれば、意外にストンと、覚えるという好意が楽になるもんです。

生活時間や生活パターン、移動経路等々「あなたの生活」を充実する細切れ時間を掘り出してください。

5分あれば、100円ショップで売っているビニルカード(A7サイズ)にいれた要暗記物件はしっかり覚えられ、かなりの期間、記憶を維持できます。

5分あれば1点とれます。

試験に合格する人は、5分を生み出して、上手に使える人です。

お豆を硬いままで無理やり食べると、そら、お豆さんを嫌いになりますよね?

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適当な人の適当な人への適当な読み物、其れが資格コラム。
コーヒーブレイクにどんぞ。

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