「他資格サイトの訪問のススメ」

基本情報処理技術者のテストが終わったので、かつてよりの目の上のたんこぶであったリンク集の改善に向かいました。

世の中、いろんな資格がある分、その資格を紹介したサイトも多々あるわけです。「あーこのサイトいいなぁ」と思いつつも、なかなか更新ができず、ブックマークに溜まりっ放しであったサイトをメインに取り上げています。

ハッキリいって手間がかかりましたが、とてもいい勉強になりました。

というのも、資格試験の本質と学ぶことの意味を改めて再確認できたからです。

結局のところ、繰り返す

司法試験から公認会計士、その他技術系の資格までリンク集をそろえてみたのですが、量や質に差はあろうけども、結局、「基本的な参考書や問題集を繰り返し解く」という主張をしているサイトが多かったのが非常に印象的でした。

〇〇でないとだめだ、とか〇〇講座でしか受からない、××先生でないと受からない、という主張をしているサイトはあまりなく、強く感じたのは以下のありふれた事でした。

合格するまであきらめない。

これはある司法試験のサイトを運営されている方から頂いたメールです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

私がお奨めする司法試験の独学の方法は、とにかく繰り返すことでしょうね。薄くてもいいから、全体を網羅した基本的で標準的な参考書と問題集とを、とにかく、最低5回。

 失敗しがちな受験生は、3回目くらいですぐ忘れる自分に嫌気がさし、才能がないと勘違いして挫折するパターンが多いようです。

 でも、勉強とはまさに馬鹿がするものですから、自分が天才ではなく、馬鹿だと自覚しているなら、3回や4回で覚えられるわけはないと、謙虚にならねばならないし、3回くらい忘れることは想定の範囲内でなければいけないと思われます。

 いろいろな事柄に手を広げる前に、標準的な基本的な教材をとにかく理屈抜きで最低5回、できれば10回も繰り返すと、司法試験といえども、けっこう合格できるものだと思いますよ^^

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

司法試験というと非常に頭のいい人・記憶力のある人たちと思っていましたが、やはり「忘れ」ることと戦っているわけです。

公認会計士、税理士試験のサイトを訪問させていただいて、各資格試験の勉強法を覗いてみましたが、やはり、「繰り返す」ことだけはどのサイトでも主張されていました。どんなに難しい試験でも。

試験のレベルの差はあろうとも、(合格までのコストと手間ですね^^)本質的に、資格試験は忘却との戦いだと思います。

手前味噌で全く申し訳ないですが、
社労士とかの暗記系資格の勉強のときは、常に「100回忘れたらしゃーないわ」くらいの気分でいました。そう、100回やっても忘れる覚悟でいたのでしたよ。

真理はつまらない

真理というと、われわれにはピンと来ない言葉ですし、幾分、胡散臭さを感じてしまうのですが、資格試験にはある真理があるのは疑いないです。

「繰り返す」「あきらめない」

これだけです。

たくさんのサイトを見ても、上記の真理に抵触するようなサイトはありませんでした。記憶に残っていないんです。

あれば鮮やかに記憶に残るのですが^^

「1回でできるようになければ、受からない」

「失敗したら無能なんだから、受験するな」

「簿記3級が1週間で、できない人は、簿記論なんて無理」

「〇〇の基本書を、すぐに読めない奴は不合格」

「高卒、専門卒では無理」「働きながらでは無理」等々。

合格者の意見をたどると、このような意見はまず、なかったです。

わたしたちは「無理」な環境だからできないのではなく、自分から無理な環境を作り上げている気がします。

逆に言えば、問題集を繰り返えさず、基本書を繰り返し読まず、わからなかったりすればすぐにやめてしまうことが、一番合格から外れていっているのだといわざる得ません。

先ほどの頂いたメールで非常に心に残ったのが「理屈ぬきで」という語句です。グタグタ言う前に、言い訳する前にテキストを開こう、と最近試験に落ちまくっているオイラにさわやかな感動を与えたのでした。

理屈抜きで、特に「こんな1ページ読んだところでどうなんねん」とオイラはよく考えてしまうのですが、「理屈抜き」でやっていくことの大切さを再確認した次第。

そのほか、いろいろ資格のサイトを訪問することで得たヒントがたくさんあります。順次、このオキテの資格コラムで紹介していきたいと思います。

ページの先頭に戻る ホームに戻る

 

 
 

適当な人の適当な人への適当な読み物、其れが資格コラム。
コーヒーブレイクにどんぞ。

To another dokugaku.