「資格で儲ける」

ある雑誌の広告で資格の収入についてこのように書かれていました。

弁護士: 年収-2000万
公認会計士: 年収-1700万(大手監査法人に勤めた場合。)
税理士:  年収-2000万
社会保険労務士: 年収-1200万
行政書士:  年収-800万

年収の数字はいろいろな数字があるので、全てが同じというわけにはいきませんが、このような数字や文章を見た事があるのではないでしょうか?

疑問が湧きませんか?

もっと稼いでる人がいる!!みたいな疑問はおいておいて、よーーーくみてください。社労士と行政書士の年収の合計額は、1200+800の2000万ですね^^

社労士と行政書士のふたつもってると、弁護士・税理士に迫る年収になっておりますね。なんか、こう・・・自然の感情としてしっくりしませんね。

確かにそれぐらい稼ぐ人はいます。ですが、それぐらいもらって当然の働き具合ですよ、ホント。それか先行者です。まさかトヨタが1兆円企業だから、自分も自動車メーカーを作ろうと、思いはしないでしょ。

試験の難易度・勉強かける時間・コスト・労力・競争率etc・・・それらを考えるとどうも社労士+行政書士と税理士等との所得が同じというのは、釣り合わないという感がぬぐえません。

弁護士の司法試験や公認会計士とかの受験生は、ほんと毎日、朝から晩まで勉強してます。分厚いノートかファイルかかえて、問題解いたり、本読んだりしてましたよ。本当に凄いなぁと思いました。そのリスクに。

(大学のときの思い出です。何はいっとんねん、と突っ込むくらいかばんが大きかった思い出があります^^)

ほんで、4年間、勉強し続けて受からん。

つーのは本当に難しいのでしょう。で、勉強を続けるために彼は院に行きました。たいしたものです。

社労士・行政書士から上位資格を目指します!!!

というメールを頂くのですが、もう一度、考え直したほうがいいです。さきほどの数字のような、あやふやで不確実な情報や動機から試験勉強を始めてませんか?

結局、合格してもとどのつまりは、その人の営業能力如何で、年収なんて変わります。ぶっちゃけ、できる人は儲かる。できない人は絶対に儲かりません。今、儲けれない人は上位の資格をとっても儲けれません。試験勉強をする能力とは、質的に違う能力が必要だからです。

資格で最も儲けれるのは、士業ではなく、資格の学校です。コレは間違いない。上場できるんですよ。逆に上場させてしまうくらい多くの人が落ちてるって事です。

ある資格学校の創業者は公認会計士の合格者です。毎日3時間しか寝ないで勉学に励み合格したそうです。

そら数年間、毎日3時間睡眠のあかつきが、年収2000万ではやってられないでしょう。監査事務所に留まらず、資格学校を作り上げたその経営・ビジネスセンスに脱帽です。素晴らしいと思います。

さて、このコラムは資格試験の学校をどうこういうのではありません。

じゃあ、実質、競争試験の資格を独学でおやり、とも言いません。独学では、公認会計士等の競争試験はまず、突破するのは無理でしょう。

強く主張したいのは、「資格の学校はうまく使うものであって、使われちゃダメよ〜」ということです。単純な結論ですが、判断するのはあなたです。

蛇足ながら、資格のパンフレットは学校の意見が載っています。それが妥当かどうか考えるのはあなたです。その妥当かどうかを調べるために、専門学校系出版社の書籍ばかりを読まないでね^^

本を読むときは、その筆者が何をしているかを、裏表紙の「著者紹介」を読んで読むとクールな読み方が出来ます。基本的にビジネス書・仕事術などはこの読み方で無駄なことをしないで済みますよん。

専門学校のイベントで資格相談をする人は、客観的に「カモネギ」といいます。

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適当な人の適当な人への適当な読み物、其れが資格コラム。
コーヒーブレイクにどんぞ。

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