「独立系資格で面白いこと」

資格勉強をしてるとその資格のいろんな情報が集まってくるわけで、今回のコラムは独立系資格でチョイト面白く感じた事柄などを。

独立系資格は要するに「看板」を出すにはその資格が必要となるってことです。〇〇法律事務所、という看板を出すには司法試験を突破しないといけません。税理士事務所・会計事務所etc・・以下同文。

ほいで昔、社労士の業界のことを調べていたら、「4号業務」なる造語を発見しました。社会保険労務士は1〜3号まで社会保険労務士法で業務を決められてるわけです。で、その他にあたる業務を4号にしようではないか、という試みです。

業務内容はズバリ、「資格取得サービス」です。予備校の教師になるとか、勉強会主催とか、勉強教えます、とかその周辺のものです。

この社労士業務の造語を踏まえ、行政書士では・・・確か条文上1号・2号業務しかないので、3号(資格商法)4号(資格取得サービス)てな造語を自分で作りました。

当時は在宅関連でパソコン等の資格取得詐欺が横行している状況で、行政書士等の資格詐欺も闊歩していた頃です。

この講座を受講すれば(50万くらい)優先的に合格できるとか、マガイ資格(行務書士とか^^)の講座キットを売りつけたりとか、リストラの背景もあってえらい儲けた業者がいるでしょうねぇ。

で、本題です。資格の難易度が高くなればなるほど、この資格取得サービスをする士業者が少なくなるのです。一方、資格の難易度が低ければ低いほど、取りやすければ取りやすいほど、資格取得サービスは逆に増えていきます。

法律事務所で「司法試験合格講座」とか「司法試験合格メルマガ」というのはあまり聞かんです。公認会計士もみたことないなぁ・・・。

で、税理士くらいからちらほらと「資格取得サービス」業が出てきて、社労士以下の資格になると百花繚乱になってきます。要するに、食えんのですよ^^

食えん=努力なし、というわけではないです。努力しても食えん、ということです。ものすごい努力、コネ、人脈、能力、アイディアが必要になってくるのが、それら、百花繚乱資格の特徴ではないかと。

通常の業務開拓よりも、コチラの方が食えるので参入するのだろうと踏んでいます。つまり、本業はもう新規の余地なし、「資格取得サービス」の方が食える、みたいな。

ぶっちゃけ、資格って毎年毎年、資格者が数千人が量産されてるのです。資格を取るのは簡単ですが、士業を経営していくのは別問題です。

資格の受験生は、まだまだ、膨大にいます。

だって、その資格をもっていない人=需要ですから。

その反面、独立系資格の業務はある意味、有限です。全体のキャパはそれほど増えないでしょうし、これから他資格者同士が取り合いしだす戦国時代です。

わたしは今のところ、士業で開業するくらいなら、間違いなく今の会社の事業をもっと充実させます。人の経営判断はいろいろですが、わたし的に今もってる社労士・行政書士を利用して開業しても、時間・資本の費用対効果で考えれば、今の事業>>>>>>>士業、と考えています。多分、割に合わない。

これを読んでいる方々には、様々な可能性があるってこと、士業だけに限定されない可能性があるってことを、チョイト考えてみてはいかがでしょうか、と思い書き上げました。

この思考は勉強の邪魔ですが、人生のプラスになるはずです。

多分、おいらが士業を開業するのは税法上の理由からアレでアレになると思います^^

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適当な人の適当な人への適当な読み物、其れが資格コラム。
コーヒーブレイクにどんぞ。

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